ベトナムに特化した経営コンサルティング企業であるONE-VALUE株式会社(東京都江東区、CEO:PHI HOA / フィ ホア)は、2022年11月8日(火)に、ベトナム国家資本管理委員会とベトナム国営林業総公社との3者で、今後の日越ビジネスの方向性を議論する協議会を実施しました。
協議会の概要
テーマ | 日本-ベトナム間でのビジネスの今後の方向性 |
日時 | 2022年11月8日(火) |
参加者 | ・ベトナム国家資本管理委員会 ・ベトナム国営林業総公社(VINAFOR) ・ONE-VALUE株式会社(弊社) |
場所 | 東京 |
協議会の参加者と背景
ベトナム国家資本管理委員会とは、ベトナム最大手の国営企業19社に投資された国家資金の管理を目的に発足した組織です。ベトナムの「省」と同等レベルの政府機関とされています。本協議会に参加したベトナム国営林業総公社をはじめ、ベトナム電力公社やベトナム航空もメンバー企業となっています。
本協議会は、ベトナム国家資本管理委員会の日本訪問をきっかけに実現しました。本協議会の目的は、日本企業のベトナム進出を支援するONE-VALUE株式会社との間で、今後の日越ビジネスの動向を確認・議論することです。
協議会のサマリー・様子
協議会では、主に2つの内容について議論が行われました。
1:ベトナムが日本企業の投資誘致を効果的に行う方法
2:日本企業が最も注目しているベトナムの10の事業領域について
1つ目についてONE-VALUE(株)代表取締役フィ・ホア氏は、ベトナムの政策変更の多さ、行政・法手続きについて省庁間や事業領域間での一貫性がないことを指摘しました
2つ目について具体的には、
① カーボンニュートラル関連ビジネス(再生可能エネルギー)
② バイオマス燃料
③ スマート農業・林業
④ コールドチェーン(冷蔵・冷凍輸送)
⑤ EC・オンライン販売
⑥ 医薬品
⑦ オフショア開発
⑧ 加工食品
⑨ DX
⑩ 介護
の10領域とされました。
特に再生可能エネルギーとバイオマス資源については、ベトナム国家資本管理委員会とベトナム国営林業総公社は強い関心を示しました。
協議会の最後には、ベトナム国家資本管理委員会のDo Huu Huy副会長から、日本企業とベトナム企業を繋ぐONE-VALUEの取り組みを高くご評価いただきました。
フィ ホア(PHI HOA)氏の分析
先述の「ベトナムが日本企業の投資誘致を効果的に行う方法」について、協議会の中でホア氏は以下のように分析しました。
ベトナムの魅力は、以前から一般論として言われている安定した政治や安価な労働力だけでなく、ベトナムの質の高い人材にあると強調しました。
近年、多くの日本企業がベトナムへの投資を選択したのは、ベトナムの優秀で勤勉な人材が、国際ビジネスを展開する上で貴重な資源であると考えているからとホア氏は付け加えました。また、ベトナムは東南アジアで最も日本語能力試験の受験者数が多い国であることも紹介されました。この点が、日本企業が海外投資をする際にベトナムを選びやすい理由と分析しました。
協議会の結論
協議会の最後には、ベトナム国家資本管理委員会のDo Huu Huy副会長から、日本企業とベトナム企業を繋ぐONE-VALUEの取り組みを高くご評価いただきました。
また、Nguyen Huu Huy副会長は、ONE-VALUEがベトナムの国営企業と日本企業を繋ぐセミナー活動を促進することを希望しました。また、ホア氏が今後も委員会や政府機関に対し、日本企業がベトナムで活動するための仕組みや政策の改善案を提言することも希望しました。
さいごに
今回の協議会を受け、ONE-VALUE株式会社は2023年から、日本企業とベトナム企業(特に国営企業)との貿易・投資誘致に関するセミナーを複数開催する予定です。
ONE-VALUEは今後も、日本企業のベトナム進出において1番のパートナーになることを目指しています。
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